メンバー発表間近! 今こそ日本代表に呼ぶべき選手(3)1年で急成長! 日本には希少な大型SB
ワールドカップ・アジア最終予選、中国代表戦(9月5日)とバーレーン代表戦(同10日)に臨む日本代表メンバーが今月29日に発表される。招集メンバーは森保ジャパンの常連組が中心になるだろうが、“非常連組”でも確かな実力を持つ選手たちも多く存在する。今回は、今こそ日本代表に呼ぶべき10人の選手をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照
DF:関根大輝(せきね・ひろき) 生年月日:2002年8月11日 所属クラブ:柏レイソル 2024リーグ戦成績:20試合0得点0アシスト およそ1年前、関根大輝の名前を知る人の数はそれほど多くなかったはずだ。だが、パリ五輪(パリオリンピック)を経て、関根はいまや日本代表への招集が期待される存在として広く認知されている。 2023年6月、当時拓殖大学に在学中だった関根は大岩ジャパンの欧州遠征に招集された。候補合宿などを除けば初の招集であり、言わば“遅咲き”のパリ世代。だが、関根は同年9月から10月にかけて開催されたアジア競技大会で、決勝戦までの6試合中5試合に出場し国際経験を積むと、一気に評価と知名度を上げていった。 2024シーズンから加入した柏レイソルでは、すでに替えの利かない存在となっている。右サイドバック(SB)の不動のレギュラーとしてリーグ戦ここまで20試合に出場。絶え間なく上下動を繰り返す機動力、オーバーラップとインナーラップを使い分ける戦術眼は素晴らしく、柏の右サイドは関根なしでは成り立たないほどだ。 身長はSBとしては大柄な187cm。迫力あるサイド突破が武器の長身SBは今の日本代表にほとんどいないだけに、関根が招集された場合には異色のピースとしてチームに貢献できるだろう。現代サッカーでは選手の“大型化”が進んでおり、ワールドカップ・アジア最終予選ではフィジカルに強みを持つ相手との対戦も増えてくる。日本代表における関根の需要は、これまでになく高まっていると言える。
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