ムバッペに“メッシ、C・ロナウド級”の期待をするのはやめるべき 高すぎるレアルでのハードル「勝ち目のない状況に置かれている」
クラシコに大敗で厳しい視線も
先日行われたバルセロナとのクラシコを0-4の大差で落としてしまい、厳しい視線を向けられているレアル・マドリード。 中でも、今夏の目玉戦力だったFWキリアン・ムバッペへの視線は厳しい。クラシコでは何度かチャンスがあったが、それを活かせぬまま無得点で終了。ここまでリーグ戦で6ゴール、チャンピオンズリーグで1ゴールと悪くない数字は残しているのだが、ヴィニシウス・ジュニオールらとの連携面を含め、まだサポーターを100%納得させるには至っていない。 ただ、『ESPN』はもう少し温かい目でムバッペを見るべきとフォローする。まず何より、ムバッペへの期待が大きすぎるのだ。リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドのような選手と比較されてしまうと、さすがのムバッペでも厳しい。 「ムバッペはマドリーで勝ち目のない状況に置かれている。彼は世界で最も知名度の高いサッカー選手の1人であり、世界最大のクラブでプレイしている。そこで不可能な期待に応えることが求められているのだ。彼がメッシ、ロナウドが作った基準に達することはできないだろう」 「彼は2017年に10代で脚光を浴びて以降、メッシとロナウドの後継者と目されてきた。ムバッペはワールドクラスの才能の持ち主ではあるが、無理にメッシやロナウドと比較するのではなく、彼本来の評価をすべきだ」 同メディアはこのように伝えており、移籍したばかりのムバッペにはもう少し時間を与えるべきだろう。また昨季限りでMFトニ・クロースが引退したこともあり、現在はレアルの中盤も盤石ではない。同メディアも前線に質の良いチャンスボールが届いていないとチャンスメイクの部分を問題視していて、それもムバッペら前線の選手にとっては大きな問題だ。 現時点ではムバッペも才能を100%発揮できているとは言い難いが、指揮官カルロ・アンチェロッティはどのようにコントロールしていくのか。ここまではスムーズに機能しているとは言い難い状況だ。
構成/ザ・ワールド編集部
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