廃野菜でクレヨン MVPは植物資源研究室 三農恵拓高の研究成果発表
青森県立三本木農業恵拓高(小泉朋雄校長)は17日、十和田市民文化センターで「プロジェクト・オブ・ザ・イヤー2024」を開き、生徒たちが1年間取り組んできた課題研究の成果を発表。MVP(最優秀賞)には、廃野菜をクレヨンに生まれ変わらせる活動を展開した3年の植物資源研究室が輝いた。 生徒の学習成果を広く知ってもらおうと、2000年から開催し25回目を迎える。この日は3年生11研究室、2年生4研究室と1グループ、1年生5グループが登壇した。 MVPの植物資源研究室は「衣・食・幸の循環システム計画」に取り組んだ。天然素材で作られた廃衣料を土に返し育てた廃野菜を利用し、ピーマンやパプリカなどをクレヨンに使う活動を展開。廃棄物の好循環に向け、クレヨンを通じ市内の園児と交流するなどした実績が高評価を受けた。 演台に立った前山梓さん(18)と萠出あすかさん(18)は「頑張りが評価されうれしい。持続可能な社会に向け、取り組みが続いていってくれれば」と笑顔を見せた。 その他の審査結果は次の通り。 ▽VP(優秀賞)=地域資源の魅力を三農から(3年・施設園芸研究室)「乳酸菌」と「だす活」を使って短命県を解消しよう(3年・微生物研究室)寒冷地におけるさつまいも栽培(2年・野菜研究室)俺たちのイネ、間違いね~(1年・環境工学科)
デーリー東北新聞社