2024年1‐2月 上場企業の「早期・希望退職者」募集 大型化で昨年1年間を超える3,613人
損益別 14社中9社が黒字企業
2024年1-2月に「早期・希望退職者」の募集が判明した上場14社(単体)の募集開始の直近通期損益は、黒字が9社、赤字が5社で、全体の64.2%が黒字だった。 黒字企業9社のうち、7社が東証プライム上場だった。 一方、赤字の5社では東証プライムは2社にとどまった。赤字企業は、東証スタンダード1社、東証グロース2社と、比較的規模が小さな企業に集中した。業種別では、機械、その他製品、サービス、医薬品、食料品が各1社。
募集人数 100人以上は5社、1,000人以上は2社
募集人数(募集時点の人数が非開示の場合、応募人数を適用)では、最多は1~29人の3社(構成比21.4%)。次いで、30~99人、100~299人、1,000人以上が各2社(同14.2%)、500~999人が1社(同7.1%)と続く。 1,000人以上は、資生堂(募集人数1,500人)とオムロン(同1,000人)の2社だった。500~999人は、セブン&アイ・ホールディングスの1社だった。