北朝鮮、日本海に短距離弾道ミサイル 数発、EEZ外に落下か
【ソウル時事】韓国軍によると、北朝鮮は22日午後3時（日本時間同）ごろ、日本海に弾道ミサイルを発射した。 短距離と推定される数発で、平壌一帯から撃たれた。日本政府も、少なくとも1発のミサイル発射を確認し、日本の排他的経済水域（EEZ）外に落下したとみられると発表した。 林芳正官房長官は記者会見で、ミサイルの最高高度は約50キロ程度で、約250キロ以上飛行したと明らかにした。航空機や船舶への被害は確認されていないという。 北朝鮮による弾道ミサイル発射は2日の中距離弾道ミサイル以来。北朝鮮メディアは、19日に「戦略巡航ミサイル」の発射実験を行ったと伝えていた。 日本政府は北京の大使館ルートを通じ、北朝鮮に厳重抗議。岸田文雄首相は発射を受け、国民に対する迅速・的確な情報提供、航空機・船舶の安全確認の徹底、不測の事態に備えた万全の態勢を取ることを指示した。
