「スター・ウォーズ」新三部作の企画が報じられ、公開予定の映画プロジェクトは計14本に 進展のなさにファンも少しうんざりな様子
「スター・ウォーズ」新三部作の企画が報じられ、公開予定の映画プロジェクトは計14本に 進展のなさにファンも少しうんざりな様子 - Part 1
「スター・ウォーズ」の新たな三部作の企画が進められていることが報じられたが、一部のファンは、どれも公開されないまま新たな作品が発表され続ける状況にややうんざりしている。現在公開が予定されている映画は合計14本あり、そのなかで公開日が決まっている作品は1本のみだからだ。 「X-MEN」シリーズの製作を務めたサイモン・キンバーグが脚本と製作を担当する「スター・ウォーズ」の新三部作は、新たなサーガの始まりとなるもので、これまでに発表された数々の映画と並んで公開予定のリストに加わった。 しかし、世界中で酷評された2019年の『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』以来、本シリーズの新作映画は公開されていないにもかかわらず、もはや多くのファンは新たな「スター・ウォーズ」作品に関する発表で喜ぶことはなく、むしろ呆れるばかりになっている。 それは、発表済みの映画が10本以上あるうえ、そのほとんどは正式タイトルや公開日、キャストが未定で、映像なども公開されておらず、作品が実際に劇場公開されることを示すような要素が不足しているからだ。そんななかで、マーベル・スタジオの社長を務めるケヴィン・ファイギが手がける作品や、『ゲーム・オブ・スローンズ』のショーランナーを務めたD・B・ワイスとデヴィッド・ベニオフによる別の三部作など、中止になった作品もいくつかある。 中止が明らかになっていないプロジェクトは以下のとおり。 ドラマ『マンダロリアン』のその後を描く『The Mandalorian & Grogu(原題)』 デイジー・リドリー主演で「スカイウォーカーの夜明け」のその後を描く作品 『LOGAN/ローガン』のジェームズ・マンゴールド監督によるフォースの起源を描く作品 『スター・ウォーズ:アソーカ』などシリーズ関連ドラマの集大成となるデイヴ・フィローニ監督の映画 『マイティ・ソー バトルロイヤル』のタイカ・ワイティティ監督作 『デッドプール&ウルヴァリン』のショーン・レヴィ監督作 『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のライアン・ジョンソン監督による三部作 ドナルド・グローヴァー主演のランド・カルリジアンを主人公にした映画 『ワンダーウーマン』のパティ・ジェンキンス監督作 ディズニーはこれら11本でも飽き足らず、キンバーグを迎えて新たな三部作に取り組んでいるという現状だ。 「2年間はこのプロジェクトの新情報が出ないままで、そのあとキンバーグが離脱して、ルーカスフィルムが新しい脚本家を探してるっていうビッグニュースが出る流れになるのが楽しみだね」と、新たな三部作について語るRedditのスレッドにコメントしているファンもいる。 「またかよ」と投稿した人もいるほか、「この三部作も中止になるまでどのくらいかかると思う?」と聞いているユーザーもいた。 公開予定の14本の概要をまとめた投稿もある。それに対し、「タイトル未定の『スター・ウォーズ』プロジェクトはすごく楽しみだけど、タイトル未定の『スター・ウォーズ』プロジェクトは最終的に実現しなくても構わない」とのコメントもあった。「噂されてた映画に関しては一切の進展がないなかで、こういう発表を真剣に受け止めるのはかなり難しい」と考えるファンもいる。 このなかで確実に実現しそうなのは、今年開催されたD23で映像が公開され、公開日も決定している『The Mandalorian & Grogu』のみだが、ファンの間では、2023年のスター・ウォーズ セレブレーションで発表された3本も実現する可能性が高いと考えられているようだ。 この3本には、「スカイウォーカーの夜明け」の15年後を舞台に、リドリーが再演するレイがジェダイ・オーダーを再建する様子を描く作品も含まれている。こちらはリドリーと監督のシャルミーン・ウベード=チナーイがそれなりの頻度で話題にしていることから、安定して進んでいるようだが、10月には『ピーキー・ブラインダーズ』を手がけたスティーヴン・ナイトが脚本家を降板したと報じられている。 残るはマンゴールドとフィローニの映画だが、当時、ルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディ社長はどちらの企画も「かなり進んでいる」と述べていた