「賛否表明できることが民主主義にとって一番大事」原発再稼働を問う『県民投票』実施を目指し署名活動開始
「原発を動かすのに、賛成の人が何人いたのか、反対の人が何人いたのか。そういったことが、県知事に判断してもらう重要な材料になると思います ―」 【写真を見る】「賛否表明できることが民主主義にとって一番大事」原発再稼働を問う『県民投票』実施を目指し署名活動開始 東京電力・柏崎刈羽原子力発電所の“再稼働”の是非を問う『県民投票』の実施を目指す署名活動が始まりました。 【記者レポート】 「原発が再稼働するか否かは非常に重要な問題。その判断は県民がするべきだとして、署名活動が行われています」 『県民投票』を実施するには、県議会での条例制定が必要です。 それにはまず、知事に直接請求するために、新潟県内の有権者数の50分の1以上、およそ3万6400人分の署名が必要となります。 「県民の意見が大事だと思ったので署名しました」 「1つも私たちの意見を聞くということがまずないですよね。それは絶対よくないと思います。だから賛成するわけにはいかない」 柏崎刈羽原発の再稼働について新潟県の花角英世知事は「県民に信を問う」としていますが、いまだその具体的な方法については明らかにしていません。 【柏崎刈羽原発の再稼働の是非を県民投票で決める会 水内基成 請求代表者】 「置き去りにされてしまう声があるんじゃないかと思います。賛成でも反対でも、それはどちらでも良いと思うんですけど、それを表明できることが民主主義にとって一番大事なことだと思います」 市民団体は署名活動を12月末まで実施し、20万人分の署名を目指すとしています。
新潟放送