【笹井氏会見速報(4)】STAPは仮説だが「合理性の高い仮説」
STAP細胞論文の共著者で、理化学研究所の発生・再生科学総合研究センター(CDB)副センター長、笹井芳樹氏が16日午後、都内で会見。主な内容は以下の通り。 【アーカイブ動画】笹井氏の会見をノーカットで見る 論文全体の信頼性が過誤や不備で損ねられた以上、理研で余談のない再現検証が必須。いったん検証することをよしと決めたい以上、理論上はSTAP細胞は仮説。しかし検証価値のある合理性の高い仮説と考えている。 検証で必要なカテゴリは。第1にリンパ球などの体細胞に外部からの刺激をくわえることで、多能製マーカーを発現する、形成過程が実際の現象として存在すること。2つ目は形成された小型の細胞塊が多能性を発揮すること。 STAP現象を用いないと容易に説明できないことが3つ。1つはライブセルイメージング。非常に高い技術をもっているもののひとつ10以上のものを同時にみることが可能。また、ほぼ全自動的に撮影ができ人為的なデータ操作は事実上困難。