千葉の限定“チバニアン”ユニフォーム(hummel)

　ジェフユナイテッド千葉とスポーツブランド「hummel」は14日、期間限定のユニフォームを発表。地質年代の名称に日本の地名が採用された市原市田淵の地磁気逆転地層「チバニアン」をモチーフにしたものとなっている。 【写真】地層チバニアンをモチーフにした限定ユニフォームのイメージ 　ラテン語で千葉時代を意味する国指定天然記念物の地層「チバニアン」は、千葉のホームタウンである市原市の養老川流域の加茂地区田淵にある。77万4000年から12万9000年前を示す地層で、地磁気の逆転が起こった記録が読み取れるものとして、2020年に国際地質科学連合が新生代第四紀中期更新世を代表する地層として「チバニアン」と名付けた。 　地球46億年の歴史で地磁気の逆転は何度も起きており、約77万年前に起きた最後の地磁気逆転の記録を記しているのが「チバニアン」だ。地質年代境界の国際基準値(GSSP)として認定されており、その証明として「ゴールデンスパイク」のプレートが設置されている。 　千葉が今回発表した限定ユニフォームは、「チバニアン」をモチーフに、フィールドプレーヤーはゴールデンスパイクからゴールド色、GKは地質保護のためにつけられたステンレス製のプレートのシルバー色を採用。デザインはゴールデンスパイクの輝きを放射状に表したという。素材は裏表ともにフラットに編みたてた着心地の良いニット生地。昇華プリントカラーの発色も美しく上がっており、ブラックでまとめたスポンサーロゴがチバニアンの輝きを際立たせている。 「hummel」は「世界が逆転する現象が起きた地層をJ1とJ2にたとえ、世界を逆転させてほしいというファン・サポーターの長年の願いを込めたものに仕上げました」と伝えている。 　限定ユニフォームは今月22日午前10時から千葉のオンラインショップJRE MALL店で予約販売を開始する。千葉の着用試合は8月17日のJ2第27節・いわきFC戦、同月25日の第28節・ベガルタ仙台戦となる。