ソフトバンク育成3位・佐倉侠史朗に縁起のいい背番号 育成から世界一になった偉大な先輩が使った129番
スラッガーBIG3の1人として、2023年の高校野球界を牽引した九州国際大付・佐倉 侠史朗内野手(3年)。秋のドラフト会議では、ソフトバンクから育成3位指名。地元・福岡を拠点とする常勝軍団で、まずは支配下登録を目指して、プロ生活をスタートさせる。 【一覧】過去に129番を使っていた選手 1月からの新人合同自主トレでの奮闘が楽しみだが、彼が使う背番号も注目してほしい。球団から与えられたのは129番。これまでは居谷 匠真捕手(明豊出身)が使っていたが、2023年で戦力外。佐倉が受け継ぐことになったが、実はこの番号を最初に使っていたのは牧原 大成内野手(城北出身)だった。 3月のWBCには鈴木 誠也外野手(二松学舎大附出身)の代役として追加招集。ユーティリティー性を武器に、チームの世界一に貢献。シーズンに入っても、91試合出場で、打率.259の結果を残した。 その牧原が初めて使っていたのが129番だ。2010年のドラフトで育成5位指名で入団。当時のスカウトからは「ドラフトの隠し玉」と高い期待を寄せられると、2012年シーズンの途中で早くも支配下に昇格。評価にふさわしい活躍は続き、2014年のウエスタンでは首位打者獲得と着実にステップアップする。 そして2022年には1軍の試合に120試合出場。今季からは背番号8を与えられる期待ぶりと、見事な成長を遂げた。 育成からスタートするも、侍ジャパンのトップチームに抜擢。そして世界一と夢のような成長ストーリーを描いた牧原。その牧原が初めて使った縁起のいい129番を、佐倉も1年目から使う。縁起の良さにあやかり、世代を代表するスラッガーとして、NPBの世界で大暴れすることを願いたい。