岩谷「6年ぶりに試合して、めちゃくちゃ力強い。パワーが凄い。独特の間合いが飲み込まれそうな雰囲気になるというか」

5年ぶりスターダムのリングに登場した”タイムレス”トニー・ストーム©STARDOM

　女子プロレス団体スターダムが9月28日、東京・後楽園ホールで「STARDOM in KORAKUEN 2024 Sep.2」を開催。10月5日、名古屋・ドルフィンズアリーナで岩谷麻優の保持するIWGP認定女子王座に挑む“タイムレス”トニー・ストーム（AEW）が前哨戦で圧巻の勝利を挙げ、ベルト獲りを宣言した。 【動画】AEWから”タイムレス”トニー・ストームが、遂に5年ぶり日本のスターダムのリングに登場！ 　トニーは2016年から、スターダム・マットでファイト。2017年には「シンデレラ・トーナメント」「5★STAR GP」を制覇し、同年9月24日には名古屋国際会議場で岩谷を下し、頂点王座ワールド・オブ・スターダム王座を戴冠したことがある。 その後、トニーはWWEに活動の場を移し、2022年からはAEWに参戦し、女子世界王座に3度就いた筋金入りの世界的な実力者だ。そんなトニーが7年の月日を経て、同じ名古屋の地で岩谷とタイトルマッチで激突する。 　入場だけでもゴージャス感いっぱいのトニーは白川未奈と組み、岩谷＆AZMと対戦。トニーと岩谷はレスリングの攻防。岩谷がトペで2人を吹っ飛ばす。岩谷とAZMはトニーにダイビング・ダブルニーを叩き込む。 トニーはAZMにルー・テーズプレス、ネックハンギングボムで追い込むも、AZMは丸め込みで返す。トニーと岩谷がジャーマンの応酬。 トニーと白川がダブルヒップアタックから、トニーが強烈なストーム・ゼロ（パイルドライバー）を繰り出してAZMからフォールを奪った。試合後、トニーと白川は勝利のダンスを披露した。 　バックステージでトニーは「マユ、おまえはおバカちゃんね。もうすぐ私はIWGP女子の新チャンピオンになる！そしてマユ・イワタニの人生を永遠に台無しにしてやるわ！」と自信たっぷり。 　この日、岩谷と初タッグだったAZMは「次このベルトに挑戦したくて。トニーに負けて、凄く悔しいけど、トニーから防衛してもらって、次改めて、私が挑戦表明させてください」と意欲。 岩谷は「6年ぶりに試合して、めちゃくちゃ力強い。パワーが凄い。独特の間合いが飲み込まれそうな雰囲気になるというか。前哨戦負けてしまいましたけど、もう1回前哨戦あって。前哨戦で負ける分にはまだいい。タイトルマッチで勝てばいい。1個1個の技に気を付けないと。そのワールドに引き込まれないように気をつけて、自分自身の最高のプロレスをしたいと思います。そしてその先にAZM、またタイトルマッチやりたいですね」と力を込めた。 『STARDOM in KORAKUEN 2024 Sep.2』 日時：2024年9月28日（土）開始 11:30AM 会場：東京・後楽園ホール ▼タッグマッチ ○”タイムレス”トニー・ストーム＆白川未奈 vs 岩谷麻優＆●AZM （13分23秒、ストーム・ゼロ→片エビ固め） ＜文：ミカエル・コバタ＞