医療従事者、うつ症状36% 人員不足と多忙、自治労
自治労は5日、新型コロナウイルスに対応する公立医療機関職員らの実態調査で、うつ症状があると答えた人が36%に上ったと明らかにした。「現在の職場を辞めたいと思うか」との設問は「常に」「しばしば」「たまに」を合わせた回答が79%だった。調査担当者は、コロナ対策が緩和されても医療現場の慢性的な人員不足と多忙は変わっていないとしている。 調査は昨年11月から今年1月、全国の看護師や臨床検査技師、事務職員ら約1万人を対象に実施。うつ症状があるとの回答は、昨年発表の調査から9ポイント増加した。職場を辞めたいと思う人は7ポイント増え、理由は「業務が多忙」が最も多く、「人員不足」「賃金に不満」と続いた。