「西部警察」のスーパーZを独自に再現! 日産「フェアレディZ」を大門団長に憧れてこだわりのレプリカに仕上げました
知るひとぞ知るレアなパーツも再現
ちょうどZ31が登場した1983年頃は、アフターパーツ界も大きく変わろうとしていた。世の中の動きが大きく変化し、それまでエアロパーツの装着はメーカー純正以外は禁止という時代がついに解禁され、エアロパーツ熱がイッキに高まった。そして、外装パーツを使ったドレスアップが世の中に認知されはじめると、各アフターパーツメーカーから専用キットが続々登場した。中でもZ31用として人気だったのはカミナリエアロだったことを思い出す。 じつは石井さんのゴールド&ブラックツートンの西部警察仕様のマシンが装着している外装もカミナリエアロで、ヘッドライトには当時流行ったヘッドライトルーバーをセット。このライトリメイクについては、スモークタイプのアクリルライトカバーも流行っていたが、より硬派なスポーツカーを目指した当時のオーナーたちにはルーバーモデルの方が人気だった。 石井さんのZ31は、基本的に純正スタイルを崩さない形で渋いリメイクを楽しんでいる。その路線から考えると、リアのオーバーフェンダーは派手なようにも感じるが、じつはコレ、知る人ぞ知るパーツで、日産50周年を記念して北米を中心に約5000台限定で発売されたアニバーサリーモデルだけが装備していたワイドフェンダーだった。もちろん、石井さんのZ31はアニバーサリーモデルではないが、これも当時流行ったレプリカキットパーツを装着させている。 西部警察スーパーZを意識しているなら、ホイールは「AME182」または西部警察パートIIの「SSRスーパーシャーク」になるが、そのまんまというのも面白くないので、ストリート感を意識してロンシャンXR4のホイールを履かせているのもポイント。石井さんは、このZ31について大門軍団・団長仕様を意識しながらも、オリジナルマシンとして自分なりの個性を打ち出しチューニング、ドレスアップ、改造を思いっきり楽しんでいた。
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