メドベージェフ前大統領「いわゆる北方領土はロシア領で…」岸田首相の施政方針演説に反発
ロシアのメドベージェフ前大統領は30日、岸田首相が施政方針演説で、「領土問題を解決し平和条約を締結するとの方針を堅持する」と述べたことに反発し、「いわゆる北方領土はロシア領で日本人の国民感情は知ったことではない」とSNSで主張しました。 岸田首相は30日、国会の施政方針演説の中で、ウクライナ侵攻のもとでの対露制裁は推し進めるとした一方で、「領土問題を解決し平和条約を締結するとの方針を堅持する」と述べました。 この演説について、メドベージェフ前大統領は反発し、SNSに「いわゆる北方領土はロシアの領土で、日本人の国民感情は知ったことではない」と投稿しました。そのうえで、「ロシアの領土という条件の下であれば平和条約には反対しない」と主張しました。また、「クリール諸島(北方四島と千島列島)には新兵器を配備する」とも付け加えました。 北方領土を巡っては先月、ラブロフ外相が、「領土問題は解決済み」と発言したことに加え、プーチン大統領が今月11日、「必ず行く」などとロシアの領土であることを強調していました。 画像:露サハリン州リマレンコ知事SNSより