「役場が変われば、住民の生活が変わり、豊かに」全国最年少の町長が初登庁 町民からは「期待、町が変わる」の声 農産物直売所で特産品の視察も
埼玉県の鳩山町長選で初当選し、現職で全国最年少町長となった小川知也氏(28)が16日、初登庁し、「笑顔あふれる、積極的な町政を進めたい」と抱負を述べた。町民からは「期待しています。町が変わる」との声が上った。 全国最年少町長…速報に「えっ、やった」 口コミで対話集会拡大 幸福度ランク1位の街、埼玉・鳩山 ニュータウンに人口の50%
小川町長は、同日午前8時10分過ぎ、約150人の職員、支持者らに迎えられ、役場正面玄関前に到着。拍手の中、職員の代表から花束を受け取り、庁舎に入った。 早速、一階ホールで就任のあいさつ。小川町長は「本日から私は役場職員の一人です。職員の皆さんは行政のプロです。皆さんと一丸となって、(質の高い町民への)行政サービスを提供できる町づくりを進めたい」と述べ、「役場が変われば、住民の生活が変わり、豊かになります。笑顔であいさつができて、感謝ができて、時には謝罪できる、笑顔あふれる役場にしたい。皆さんの意見を尊重し、皆さんの“挑戦”の責任は私が負います。鳩山の明るい未来に向けて、一緒に積極的な町政をお願いします」と呼びかけた。 町長室の椅子に座った小川町長は「(町長職の)責任の重さを感じます。この責任をしっかり果たして、住民の皆さんの生活向上のためにやっていきたい」と話した。 その後、石坂のJА鳩山農産物直売所、松ケ丘の同町コミュニティ・マルシェとニュータウン福祉プラザを視察したほか、午後は一部事務組合正副管理者選任協議に出席。
鳩山農産物直売所では、特産品などを視察。地元の野菜や米などを使って「鳩まんじゅう」など10品目を出している「おしゃもじ食品」の斎藤操代表(87)らから話を聞いた。斎藤代表は「始めて30年になる。安心安全な物を届けたいと考えて添加物は使っていない」などと説明。小川町長は「このまんじゅうは子どものころから食べていて、私の元気の源」と話した。 視察について、斎藤代表は「町が変わるんじゃないですか。(新町長に)大いに期待しています」と話していた。