オリジナルドラマ『相棒　sideA／sideB』より（C）テレビ朝日・東映

　俳優の水谷豊と寺脇康文がタッグを組む、テレビ朝日系連続ドラマ『相棒season22』の史上初となる長尺オリジナルドラマ『相棒　sideA／sideB』が、動画配信プラットフォーム『TELASA（テラサ）』で配信された。 【写真】衝撃！寺脇康文のワイヤーアクション 　地上波で放送された本編は13日に最終回を迎えたが、『相棒 sideA／sideB』は、『相棒』シリーズの歴史の中でも過去に例を見ない、長編配信オリジナルドラマ。本作では、杉下右京（水谷）と亀山薫（寺脇）、それぞれの視点からひとつの事件を描いた2つのストーリー“sideA（右京編）”、“sideB（薫編）”を展開する。 　元暴力団員が殺害された事件で、被疑者として浮上した2人の男。右京と薫が偶然、それぞれの被疑者と出会ったことから物語は展開していき、やがて2人の捜査は思いもよらぬ形で交錯することに。そして、2つの物語が重なるとき、驚くべき事件の真相が浮かび上がる。 　『sideA（右京編）』『sideB（薫編）』、どちらから見ても楽しめるのはもちろん、両方見たあとでまた気になるsideを見ると、新たな発見ができる仕組みになっている。 　また、パルクールを取り入れた迫力の逃走シーンが展開し、寺脇はワイヤーアクションにも挑戦するほか、右京と薫がエスカレーターですれ違いざまに“クロスジャンプ”する圧巻のチェイスシーンにも挑んでいる。 　特命係の2人のほか、薫の妻でジャーナリストの亀山美和子（鈴木砂羽）、捜査一課刑事・伊丹憲一（川原和久）、芹沢慶二（山中崇史）、出雲麗音（篠原ゆき子）、薬物銃器対策課・角田六郎課長（山西惇）らレギュラーメンバーも登場。スタッフには、脚本・徳永富彦氏×監督・橋本一氏×音楽・池頼広氏というシリーズおなじみの布陣が結集している。 【あらすじ】 『sideA』 暴力団を破門になった元構成員・松野（渡洋史）の遺体が見つかった。死因は合成麻薬の急性中毒だったが、遺体には無数の打撲痕が残されており、何者かに襲われたようだった。たまたま現場を訪れた特命係の右京は、遺留品のレシートに着目。被害者が事件当夜、何者かと中華料理店で食事をしていた事実をつかむ。 まもなく、食事の相手は平井久美（ひさよし／福崎那由他）という若い男と判明。平井は、松野とは先輩後輩のような間柄だったと話し、事件の関与を否定。さらに松野が生前、高木宇宙（そら／石川雷蔵）という名の半グレ男に殺されるかもしれないと話していたと打ち明ける。右京は平井とともに高木を追うが、意外な場面で薫と鉢合わせすることとなり…。 『sideB』 　非番の日、妻・美和子（鈴木）のショッピングにつきあっていた薫は、コンテナ型のトランクルームをバールで無理やりこじあけようとしている若い男・高木宇宙に遭遇する。追跡して事情を聴いたところ、高木は自分は泥棒などではない、先輩から預かった荷物を取り出そうとしていただけだと主張。トランクルームの鍵を盗まれてしまったため、やむなく鍵を壊そうとしたのだが、結局、扉を開けることはできず、荷物の中身もわからないと話す。 高木は、鍵を盗んだと思われる男“平井久美”を捜してほしいと薫に依頼。なりゆきから、薫は高木とともに平井を捜索することになるが、そんな薫の前に右京が姿を現して…。