明治から平成の公文書厳選19点 福井県文書館で企画展
明治から平成にかけての福井県政などに関する公文書を集めた企画展「未来へ残すふくいの公文書―『神社明細帳』から『はぴりゅう』まで―」が8月28日まで、福井市の県文書館で開かれている。戦前の福井市内の都市計画や2018年福井国体などの関連資料19点を紹介している。 公文書の保存、活用の意義を知ってもらおうと、県文書館が所蔵する7万点以上の中から選んだ。1879(明治12)年に作成された神社明細帳には、社格や祭神、由緒、建物などが詳細に記されている。うち「越前国大野郡神社明細帳」は、大野市の篠座神社を織田信長らに仕えた金森長近が再興し、その後、歴代の大野藩主が保護したことを伝えている。 新紙幣発行にちなみ、福井藩の藩札を紹介するミニ展示も同時開催している。