レッドブルのホーナー代表、女性従業員への不適切行為疑惑についてコメント避ける「私も進行中のプロセスの一部。残念だがコメントできない」
レッドブルF1のクリスチャン・ホーナー代表は現在、女性従業員に対する不適切な行為があった疑惑で調査を受けている。F1公式テストにも変わらず出席しているホーナー代表は、問題について内部監査が進行中のためコメントを避けた。 【ギャラリー】F1史上最も醜い、2014年のF1マシン全車 最初の報道でホーナー代表は、レッドブル・レーシングの親会社であるレッドブルGMbHから、ある女性従業員からの不適切行為に関する不特定の申し立てにより調査を受けていることが明らかになった。ただ、ホーナー代表自身はこの行為があったことを否定している。 2月9日にはレッドブルの代理である外部の法廷弁護士による事情聴取が行なわれた。 ホーナー代表はその後、2月15日にイギリス・ミルトンキーンズで行なわれたレッドブルのニューマシンRB20発表会に登場。その翌日から不適切行為疑惑に関する憶測が報じられると、ホーナー代表を取り巻く問題が加速。F1やFIAなどから声明が発表されるまでに至った。 F1公式テストがバーレーンで開始された段階でも、まだこの一件に対しての結論はレッドブルから出なかった。そしてホーナー代表もテストに参加している。 当然、ホーナー代表はこの一件について報道陣から追及を受けることになった。会見に出席したホーナー代表には次のように厳しい質問が飛んだ。 「クリスチャン、あなたは仕事は普段通りと言いますが、CEOが不適切行為で告発を受けているのは普通ではないでしょう。それでプロセスの進行中に身を引くように求められていないところで、世間が調査は真剣に行なわれているとどう信じるんでしょうか」 そうした問いに、ホーナー代表は進行中のプロセスを理由にコメントを避けた。 「知っての通り、私も加わっているプロセスが進行中だ。そして私もそのプロセスの一部を担っているので、残念だがコメントをすることはできないんだ」 ホーナー代表はその後、チーム内の状況の変化やF1の声明についての質問も受けた。ただ、迅速な結論を望んでいることには触れたが、それらにコメントする権利がないと答えた。 「とても残念だが、そのプロセスや時期についてはコメントすることはできない」 「誰もができるだけ早く結論を出したいと思っているのは明らかだ。だが、そのプロセスについてコメントすることはできない」
Matt Kew