角田裕毅、今季最高グリッド獲得でチームへ感謝「クルマにペースがなければ今日のようなアタックはできなかった」/F1第7戦エミリア・ロマーニャGP予選
2024年F1第7戦エミリア・ロマーニャGPの予選が行われ、RBの角田裕毅は7番手だった。Q3でのアタックをまとめ切ることができず残念だと明かした角田だが、予選後の囲み取材では、今シーズンの最高位となる7番グリッドを獲得したことについてチームへの感謝も語った。 【写真】2024年F1第7戦エミリア・ロマーニャGP 角田裕毅(RB) ──────────────────────────────── ──今シーズンの予選最高位となる7番手(これまで今シーズン予選最高位はオーストラリアGPの8番手)でした。率直な感想を教えてください。 角田裕毅(以下、角田):あれ、7番手って、今シーズンの最高位でしたっけ? まあ、最高位だったら、それはいいことですし、Q3をまとめきれなかったのが少し残念でしたけど、そこまでのアタックがよかったことは間違いないです。クルマにペースがないと、今日のようなアタックはできなかったと思うので、本当にチームに感謝です。 ──まとめきれなかったのは、Q3の最後のアタックですか? 角田:はい。 ──原因は? 角田:ターン6の出口で大きなスナップがありました。 ──Q3の1回目のアタックもタイムが伸びなかったですよね? 角田:あれはコースコンディションをつかむためのアタックでしたが、決していいラップではなかったことも確かです。 ──では、Q2のアタックが今日のベストでしょうか? 角田:はい。 ──Q2で3番手になったときは、Q3でフェルスタッペン、マクラーレン勢、フェラーリ勢の誰かを上回れるかなと考えていました。 角田:心のどこかでは思っていました。Q3で主役になれたらよかったんですけど。 ──セットアップは金曜日から大きく変えていないのですか? 角田:そうですね。金曜日のペースがよかったので。ただ、今日は風が180度変わったので、それに対応するのが大変でした。 ──では、レースではオーバーテイクも可能でしょうか? 角田:いや、FP2の走りを考えると、レースペースは予選ほどいいとは思っていないので、メルセデスの前でフィニッシュできたら最高かなと思っています。ただ、メルセデスも簡単な相手ではないので、確実にポイントを狙って、そのうえでできるだけ多くのポイントをチームに持って帰りたいです。 ──ファエンツァのファクトリーにいるスタッフに向けて。 角田:ファエンツァのみなさんのおかげで、今日もクルマはいい状態に仕上がっていました。僕たちが想像している以上に、ファエンツァのみなさんは努力してくれているからこそ、このようないい結果を出せています。その努力にいまのところ、僕も応えられていると思います。今週末は多くの人がグランドスタンドで応援してくれているので、決勝レースでも応えられるようがんばります。 [オートスポーツweb 2024年05月19日]