21年王者の松山英樹は7オーバーの暫定38位も「ここ2年間飛んでなかったものが、戻りつつあるのが実感できた」
◆米男子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 マスターズ 最終日(14日、米ジョージア州オーガスタナショナルGC=7555ヤード、パー72) 【オーガスタ(米ジョージア州)14日】最終ラウンド(R)が行われ、2021年大会王者の松山英樹(32)=LEXUS=は12打差28位でスタート。得意のショット、グリーン上で苦戦して1バーディー、3ボギーの74と伸ばせず、通算7オーバーの暫定39位で終えた。 風が穏やかで暑くなった最終日だったが、2週連戦の疲労などもありフェアウェーキープ率36%、パーオン率50%と松山の生命線のショットが荒れる形となった。それでも、平均飛距離は4日間で一番いい298ヤードをマークした。10年連続12度目の予選通過も、予選R2日間の暴風などもあり、自身初めて3日間でオーバーパーを喫した。ホールアウト後、中継局TBSのラウンドリポーターを務めた、米ツアー1勝の今田竜二氏のインタビューに答えた。 ―今日一日を振り返って 「グリーンのコンディションが、見た目よりあまり速くなくて。そこになかなか苦労して対応できなかったですね」 ―昨日(第3R)の午後は、グリーンが速く硬くなっていた。それを想定した上での今日はちょっとグリーンが遅かった? 「そうですね、想定したはよりは遅かったんで。1番のバーディーパットをショートしたので、速いのか遅いのか、分からなくなってしまって、その後もよく分からないまま終わってしまいました」 ―途中で、スイングが落ち着いていないかな、ばらつきが見えたんですけど、新たなことに取り組んでいた? 「いや、まあ、スタート前の練習は昨日終わってからと、今日の朝はめちゃくちゃ良かったんで。それがコースに来て、なかなか思うようにできなかったというか、そういう感じがあったので、それをどうやったらうまく対応できて、コースでも対応できるようにしていくのが大事だと思うので。そこの課題としっかりと向き合ってこれからも頑張りたいと思います」 ―4日間を振り返ってみて、2度目のマスターズ制覇へ見つかった課題は? 「まあ、自分のコンディションが良く、プラス、やっぱコースとのその年の相性ってのもあると思うんで、その年のね相性も良ければチャンスはあるんじゃないかと思います」 ―今季の次のメジャーに向けてどのように調整? 「まずショットもパットも、まあもう少し時間かかりそうな感じだったので。まず練習できる体をしっかり戻して、次のメジャーに向けて頑張りたいなと思います」 ―パリ五輪が開催されるが、五輪にかける思いは? 「うーん、あんまりないです、はい」 ―残りのシーズンに向けて、どのようなプレーがしたい? 「まずは休息をとって。まあ今週も飛距離という意味では、ここ2年間飛んでなかったものが、ちょっとずつ戻りつつあるのが実感できたので、それをしっかりと継続して、また残りの半年、頑張っていきたいと思います」
報知新聞社