「私って、意外とローテーンションなんだな」

『GO HOME～警視庁身元不明人相談室～』に出演する大島優子

女優の大島優子が、日本テレビ系ドラマ『GO HOME～警視庁身元不明人相談室～』(毎週土曜21:00～)の取材に応じ、今作に臨む心境や自身の演じる役の過去が明かされるストーリーの見どころなどを語った。 【写真】取材を受ける大島優子ほか（全5枚）

■「“動ける大島優子”は全然いない(笑)」 このドラマは、社会問題になりつつある、全国に2万体も存在するどこの誰かもわからない“名もなき遺体”の身元を特定し、家族の元に帰すことが仕事の「警視庁身元不明人相談室」が舞台。大島は、三田桜(小芝風花)の相棒・月本真を演じている。 今回の役柄を演じるに当たり、プロデューサーや監督から「そのままでいいです」と言われたという大島。相関図でも紹介されている「クールで冷静沈着」というキャラクターと、自分の性格は違うのではないか…と考えながらいざ演じてみると、「私ってクールなんだと思ったんです(笑)。わりとロートーンで大人な落ち着きがある役なんですけど、普段の生活の中でも浮き沈みがあったり、その場でテンションが変わったりというのがあるから、改めて真を見てから、“私って、意外とローテーンションなんだな”と知りました」と、役を通して自身に発見があったそうだ。 劇中ではキックボクシングのシーンもあるが、「かつての“動ける大島優子”は全然いないんです(笑)」と苦労していること明かした。

■福田悠太が見せた「バックボーンをかき立てる芝居」 27日放送の第3話のラストでは、真が婚約者と肩を並べて微笑む写真を見つめるシーンがあった。この婚約者を演じているのは、ふぉ～ゆ～の福田悠太だ。 「本人が心を閉ざしてしまっているシーンから撮影が始まったのですが、福田さんが“本当に病んでるんだ”というのを、すごく感じられる演技をしてくださったんです。“2人の関係性はこうだったんだろうな”とか“未来はこうしたかったんだろうな”とか、いろんなバックボーンの想像をかき立てられるお芝居をしてくださったから、他のシーンが私の中でしっかり作られていきました。こういうふうにインスパイアをくれて、本当に素晴らしい役者さんだなと思います」 8月3日放送の第4話では、そんな婚約者との悲しい過去が描かれる。この撮影にあたっては、「自分も結婚しているので、何回読んでも、どう考えても、婚約者が亡くなってしまっていたということ自体で、今でも泣きそうになってしまうくらい、感情が動かされるストーリーでした。なので、もちろんセリフは入れますが、撮影まであえてあまり触れないでおこうと思っていました」と臨んだ。

■「また新しくスタートしよう」…活力になる第4話 そんな第4話の見どころを聞くと、「ある事件がきっかけになって、真の13年という長い月日の過去が明らかになります。本当に向き合いづらい過去なのですが、それでも乗り越えて、また新しくスタートしようという機会を与えてもらえる大事な4話です」と紹介。 その上で、「私自身も、ここから最終話まで、桜と一緒にもっと息の合ったバディを作り上げていこうと思いました。なので、このドラマを通して真と一緒に背中を押されて、皆さんの活力になってくれたら一番うれしいです」と呼びかけた。