「ゴルフの100切り難易度をボウリングで例えてよ」を真剣に考察してみた! 算出されたスコアとは?
ボウリングの300点はオールバーディーよりかなり簡単!?
ゴルフをしたことがない人や、これから始めようとしている人によく聞かれる質問があります。それは「ゴルフの100切りは他のスポーツにたとえると、どのくらいの難易度ですか?」というものです。この質問に対する答えが非常に難しく、いつも返答に窮してしまいます。 【写真】ロフトを立てた構えで失敗する人が多い! これが正しく構えてヘッドを上から見た時の景色です 100切りはゴルフを始めて1年以内に達成する人もいれば、2~3年かかる人もいます。5年経っても10年経っても達成できない人もいます。 これって結局、練習やラウンドの頻度によるところが大きいので、上達意欲が高い人は比較的短期間で達成できます。しかし、上達意欲が高くてもなかなか達成できない人もいます。
ゴルフのスコアと比較する指標として、ボウリングのスコアを引き合いに出すことが多いので、今回はゴルフのスコアとボウリングのスコアを真剣に比較したいと思います。 先日ボウリング場に行ったとき、「ボウリングのスコアをゴルフに置き換えると、ストライクがバーディーで、スペアがパーかもしれない」と感じました。ひとまずこの仮説を前提にボウリングとゴルフのスコアを比較してみます。 ボウリングは第1フレームから第10フレームまで全部ストライクを取ると300点になります。ボウリングは300点満点なので、このスコアがパーフェクトです。 ゴルフで1番ホールから18番ホールまで全部バーディーを取ると18アンダー54ストローク(パー72の場合)です。 ボウリングのパーフェクトはプロボウラーであれば達成したことがある選手がたくさんいますが、ゴルフの18アンダー54ストロークは今のところ誰も達成したことがありません。最小スコアのギネス記録が16アンダーの「55」(パー71)ですから、54ストロークは未到達のスコアです。 そう考えるとボウリングの300点とゴルフの18アンダー54ストロークは難易度に大きな差はあります。したがってゴルフの9アンダー63ストローク以下とボウリングの300点が同じくらいと仮定します。 今度はボウリングで第1フレームから第10フレームまで全部スペアを取ったときの点数を計算してみます。ここでは1投目に9本を倒し、2投目に1本を倒してスペアを取るのを繰り返した際のスコアを採用します。第10フレームでスペアを取ると3投目を投げることができます。3投目が9本だった場合のスコアは190点です。 ボウリングの190点というスコアはプロテストの受験資格や合格基準に採用されています。正確に表現すると、プロテスト受験資格の推薦条件が「前年度30ゲーム以上で男子190アベレージ、女子180アベレージ以上を有すると認められた者」です。 そして第1次テスト(実技)と第2テスト(実技)がいずれも4日間実施で、合格スコアが「男子は1日15ゲーム、計60ゲームで200アベレージ以上、女子は1日12ゲーム、計48ゲームで190アベレージ以上」です。 イメージとしてはボウリングの190アベレージ=ゴルフのパープレー72ストロークということで、ほぼ一致するのではないでしょうか。