小林幸子「Z世代から一番離れた存在」も「刺激になった。分からないじゃなく受け入れたい」
歌手の小林幸子が28日、都内で行われた「Z世代トレンドアワード2024」に出席した。 Z世代とは今の10代から20代までの年齢層を指す言葉。それだけに、来月5日に71歳の誕生日を迎える小林は「一番Z世代から離れていると思うんですが、びっくりしたと同時にうれしく思っております」とあいさつ。「ほとんど昭和の話になってしまうけど」と自らの10代、20代の流行について「音楽でいうとR&B(リズム・アンド・ブルース)。あとGS(グループサウンズ)ですね。ガソリンスタンドじゃないですよ。そういうのに夢中になっていました」と振り返った。 今年4月のニコニコ超会議ではギャル姿で登場し、ギャル界のラスボス・さちぴとして話題に。「『DJやりませんか。どうせやるならギャルの格好でやりません?』って言われて…。断らない性格なもんで」と快諾したと明かした。当日は「お化粧に時間かかる。つけまつげを8枚つけた」そうだが、「コギャルが『さちぴ☆かわいい』って言ってくれた」という。「皆はコギャル、私は古希ギャル」とジョークを飛ばすも、古希(70歳)の意味がわからない子供たちにはウケず。今後については「変身願望はずっとあります。小林幸子から目を離さないでもらえたらと思います」と期待を膨らませた。 この日は、今年Z世代に流行したコト、モノ、ヒトが紹介され、2000年代に流行したファッションなどを指すY2K(ワイ・ツーケー)がモノ部門で第2位にランクイン。言葉にあまりピンときていなかったようだが、ルーズソックスなど代表的なアイテムが紹介されると「うれしい限りです」と喜んだ。「かわいいだけじゃだめですか?」でヒットしたヒト部門・トレンドアーティスト4位のCUTIE STREET、「ギリハッピー」で年間トレンド大賞を獲得したKOMUSUBIと踊る一幕もあった。 イベントを終え「楽しかったです。刺激になりました」。今年はデビュー60周年で10歳のデビューの自身を再現したAIと歌唱したことに触れ「自分がデビューした時、こんな時代がくると思ってなかった」と目を丸くし、同世代に向けて「わからないんじゃなくて一緒に受け入れてほしいなと思いますね。Z世代のみんなを受け入れて明るく生きていってもらいたい」と呼びかけた。
報知新聞社