【解説】自・公で過半数の勢いも…衆院選・情勢分析 厳しい選挙戦に
鈴江キャスター 「そして、注目されるいわゆる“裏金議員”の戦いはいま、どういう状況になっているのでしょうか?」 平本キャップ 「いわゆる“裏金議員”が立候補している選挙区は46あります。ここには自民党を離党したり、一度議員辞職した候補の選挙区も含まれています。この46の中の情勢は、いわゆる裏金議員の候補者たちの『半数近くが相手にリードを許す』厳しい戦いになっています」 「ただ、やはり特徴的なのは、公認はされたものの比例代表への重複立候補を認められなかった候補の選挙区では、僅差でも負ければ復活当選はないため、厳しい展開となっています」 鈴江キャスター 「復活当選ができない、つまり議員にはなれないということで、かなり厳しい戦いだと思いますが、石破首相が決断した、いわゆる裏金議員の一部を非公認、そして重複立候補は許さずという判断は、今のところ、選挙戦にどんな影響を与えているのでしょうか?」 平本キャップ 「まだ序盤戦なので、ここまでの戦いの状況分析になりますが、いわゆる裏金議員1人1人にとっては、選挙戦に大きなマイナスとなっている一方で、自民党全体にとってはプラスの評価になったのでは、という見方が、自民党内から出ています。ある自民党幹部は『非公認の判断で逆風が止んだ。苦しい決断だったが選挙戦にはプラスになっている』と話しています」 「ただ、まだ選挙戦は始まって3日目です。今回の情勢調査も、一定数の回答者が『まだ決めていない』と答えていますし、選挙情勢もこれからの論戦、そして選挙戦でかわる可能性もあります」