投資詐欺1400万円被害、福島・西郷の40代 SNS広告「副業」誘われ
25日午後、福島県西郷村の40代男性から、交流サイト(SNS)を通じた投資話で現金約1400万円をだまし取られたと白河署に届け出があった。同署は「SNS型投資詐欺」事件とみて調べている。 同署によると、男性は9月14日、動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を閲覧中に「副業で稼げます」と書かれた広告を見てアクセスし、通信アプリ「LINE(ライン)」でアカウントの追加を促された。ラインで相手と連絡を取り合い「TikTokを閲覧して報告するだけで報酬が得られる」ともうけ話を持ちかけられた。男性は指定された作業をして、電子マネーに数千円の報酬を得た。 その後、別のメッセージアプリ「テレグラム」でのやり取りを促され、相手から「紹介する投資をすれば、お金を稼ぐことができる。指定された日時に、指定された口座にお金を振り込めばお金を増やすことができる」と勧められた。男性は10月23日まで、投資資金名目で指定された銀行口座に十数回に分けて現金約1400万円を送金した。男性は母親から送金のため現金を借りようとした際、詐欺を指摘され、被害が発覚した。
福島民友新聞