天皇陛下 哀悼とお見舞い 能登半島地震で初めてのお言葉
画像は、2018年に珠洲市や輪島市など奥能登を訪ねられた時のものですが、伝統の塩作りを守る揚げ浜塩田や、千枚田などを視察し、能登の文化や風土についてよくご存じです。それだけに、「あの時に訪ねた場所」と、接した人たちの顔を具体的に思い浮かべ、心配されていると思います。 両陛下は、即位の年の12月、台風被害を受けた宮城県と福島県を見舞われています。側近によれば、お二人は能登の被災地を見舞いたいというお気持ちをお持ちのようですので、時機を見て、被災地を訪ねられると思います。 ――改めてこの能登の美しい景色などを見ると、今回の変わり果てた様子に心が痛みます。被災された皆さんが少しでも早く安心して過ごせる生活に戻れることを願っています。 【井上茂男(いのうえ・しげお)】 日本テレビ客員解説員。皇室ジャーナリスト。元読売新聞編集委員。1957年生まれ。読売新聞社で宮内庁担当として天皇皇后両陛下のご結婚を取材。警視庁キャップ、社会部デスクなどを経て、編集委員として雅子さまの病気や愛子さまの成長を取材した。著書に『皇室ダイアリー』(中央公論新社)、『番記者が見た新天皇の素顔』(中公新書ラクレ)