アトレティコ、アルバレス獲得で合意か…ギャラガー&オモロディオンの取引も完了へ
アトレティコ・マドリードが、マンチェスター・シティからアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスを獲得することが決定的になったようだ。6日、イギリスメディア『アスレティック』や移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏などが伝えている。 現在24歳のアルバレスは母国の名門リーベル・プレートで頭角を表し、2022年夏にマンチェスター・シティへ正式加入を果たした。1年目から公式戦49試合出場で17ゴール5アシストをマークすると、2年目の2023-24シーズンは公式戦54試合出場で19ゴール13アシストを記録して、プレミアリーグ史上初の4連覇という偉業に貢献を果たした。 そんなアルバレスの現行契約は2028年6月30日までとなっているものの、マンチェスター・シティにはノルウェー代表FWアーリング・ハーランドが在籍していることから、重要な一戦ではベンチに座る機会も多い状況にアルバレスは不満を抱えていることを明らかにしており、今夏の移籍の可能性が噂されていた。 アルバレスには多くのクラブから関心が寄せられているなか、アトレティコ・マドリードも興味を示していることが報じられていたが、マンチェスター・シティが高額な移籍金を要求している状況もあり、同選手の獲得は難しいと見られていた。 しかし、先日から状況が一変。アトレティコ・マドリードはチェルシーからイングランド代表MFコナー・ギャラガーを4200万ユーロ(約67億円)ほどの移籍金で獲得することで合意した一方、チェルシーは以前から興味を示していたアトレティコ・マドリードに所属するU-23スペイン代表FWサムエル・オモロディオンの獲得を依然として諦めていないことも明らかになっていた。 当初、アトレティコ・マドリードとしてはオモロディオンの売却を望まず、契約更新を望んでいる上に、売却するならば契約解除条項相当の8000万ユーロ(約128億円)程度を要求していたことから、チェルシーとの交渉は平行線をたどっていた。 それでも、ここに来てアルバレス獲得の可能性が浮上していることから、アトレティコ・マドリードはオモロディオンをチェルシーに売却してアルバレスを獲得するための資金を捻出する方針に転換。これに伴い、本格的にアルバレスの獲得に動き出すと、7500万ユーロ(約120億円)に最大2000万ユーロ(約32億円)の追加オプションが付随する契約で、マンチェスター・シティと合意に達したことが報じられている。 残すは個人合意となっていたが、最終的には両者が歩み寄った形でまとまり、アルバレスも移籍を受け入れた模様で、アトレティコ・マドリードが同選手を獲得することは決定的になっているようだ。 なお、ギャラガーのアトレティコ・マドリード移籍はまだ正式発表されていないものの、こちらもアルバレス同様に発表は時間の問題と見られている。一方、オモロディオンのチェルシー移籍は3450万ポンド(約64億円)ほどで合意に近づいており、選手との契約条件の細かい部分の交渉は続いているが、関係者はこの取引もまとまることに確信していることが伝えられている。
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