J1とJ2クラブが狙う!? J3で輝く若き逸材(5)デビューわずか5分で大活躍! 首位クラブの未来を担う万能FW
いよいよ後半戦に突入した明治安田J3リーグでは、今季からJ2昇格プレーオフが新たに導入されたことで、シーズン終盤にかけてより一層の激戦が予想される。そんな中、今後の活躍次第ではJ1やJ2のクラブの争奪戦が必至となる選手も出てくるはずだ。今回はJ3で輝く23歳以下の逸材を紹介する。※成績は8月8日時点
FW:藤井一志(ふじい・かずし) 所属クラブ:大宮アルディージャ 生年月日:2001年9月30日(22歳) 2024リーグ戦成績:21試合6得点4アシスト 東海大学出身の藤井一志は特別指定選手を経て、2024年に正式に大宮アルディージャへ加入。Jリーグデビューは今季J3開幕戦のヴァンラーレ八戸戦で、出場からわずか5分後に初アシストを記録している。3月20日に行われた第4節のSC相模原戦では絶妙な抜け出しでGKと1対1となると、冷静にゴールに流し込んでJリーグ初得点を奪った。 その後もスタメン出場する機会が多く、4月27日のFC今治戦では1ゴール2アシストの大活躍でチームの勝利に貢献。また、5月3日の第12節ガイナーレ鳥取戦では初の複数得点(2ゴール)を記録し、大卒ルーキーはJ3首位を快走する大宮の原動力になっていると言ってもいいだろう。 東海大学時代は背番号10を背負い、チームの攻撃を支えていた。得点能力に優れている藤井だが、ドリブルやチャンスメイクも得意な万能型のアタッカーで、自らゴール前までボールを運ぶことができ、尚且つフィニッシュ精度も抜群だ。大卒ルーキーながら、ここまで6ゴールを奪っているのは不思議ではない。杉本健勇と2トップを組むこの逸材は、今後の大宮を背負う存在になることだろう。
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