板金で小さな家を工作する体験を楽しむ子どもたち

　二戸圏域を中心とした産業と食の魅力を紹介する「産業マルシェNINOHE」が5、6の両日、二戸市の「なにゃーと」を会場に開かれた。地元企業の魅力に触れられる体験ブースや、ステージイベントなどが繰り広げられ、多くの家族連れでにぎわった。 　市と地元の関係団体で組織する実行委員会が主催。体験ブース「オープンファクトリー」には、同圏域などの12事業者が参加し、商品の特徴やものづくりの技術を分かりやすく伝えた。 　ツガワ二戸工場は、板金のパーツを組み立てて、小さな家の形に完成させる工作を体験させた。同市のプラム工芸は、堅い木材「オノオレカンバ」の木地をサンドペーパーで磨き、はしを作る体験を行った。 　市立金田一小4年の山野下春馬さんと、2年の妹しずくさんは板金の工作を体験。「組み立てるのは力が必要で大変だけど、楽しい」と笑顔を見せた。 　この他、北東北3県の店舗が多彩なグルメを提供した飲食部門や、物販のブースも盛況だった。ステージでは郷土芸能や音楽演奏、ダンスなどの演目が披露され、注目を集めた。