標高1000m以下でも「関係ない」登山に最低限必要な装備とは 山岳救助隊は事前の準備や慎重な判断求める
富士山では6月26日、火口付近で3人の死亡が確認されました。これから本格的な夏山シーズンを迎えますが、東海地方の人気の山を調べてみると、標高1000m以下の比較的低い山でした。しかし、警察の山岳救助隊は「高さは関係ない」として、低山登山でも「最低限の準備をしてほしい」と呼びかけています。 【動画で見る】標高1000m以下でも「関係ない」登山に最低限必要な装備とは 山岳救助隊は事前の準備や慎重な判断求める 登山する人の交流サイト「ヤマレコ」がまとめた、東海地方の人気の山ランキングです。 1位 猿投山 629m 2位 本宮山 789m 3位 金華山 329m 4位 弥勒山(愛知・岐阜県境) 436m 5位 多度山(三重・岐阜県境) 403m 5位まではいずれも標高1000m以下の山でした。
しかし、愛知県警設楽署の山岳救助隊は「高さは関係ない。最低限の準備をしてほしい」としています。
登山靴に登山に適した服装で、白や明るい色の方が、もし遭難しても捜索する場合に見つけやすいということです。 「暗くなった時のための懐中電灯」「暖をとることもできるカッパ」「モバイルバッテリー」なども携帯してほしいとしています。 そして単独行動をしないことや、天気が悪い予報の場合には、予定を中止するよう呼びかけています。
また、日帰りで数百メートルクラスの山に登る場合でも、登山届を出してほしいということです。 最近では、アプリでも登山届が作成することができます。例えば「コンパスEX」というアプリで登山届を作れば、東海3県の各県警と連携していて、登山届の情報を共有することができます。