日大芸術学部写真学科の現役学生・日向坂46金村美玖 初の写真展も開催する彼女のインスタグラムをのぞいてみよう
日向坂46・金村美玖が9月10日より、東京・神保町のギャラリー「New Gallery」にて初の写真展を開催することが発表された。金村は人気アイドルグループ・日向坂46のメンバーでありながら、日本大学芸術学部写真学科に通う現役大学生でもある。 【写真】日大芸術学部写真学科の現役学生・日向坂46金村美玖のインスタグラムをのぞいてみよう 金村はことし1月、グループのYouTubeチャンネル「日向坂ちゃんねる」の動画内にて、日本大学の3年生であることを公表。写真について学んでおり、「いつか仕事で生かせたら」と語っていた。ブログでも「メンバーも各々特技や武器を見つけていく中で、自分にできることを探していた時写真に出会って、大学で学ぶという選択をしておりました」と明かした。 現在は4年生で、「今のところ順調に行けば、来年の3月に卒業できる」と、自身がパーソナリティを務めるラジオ番組『日向坂46の余計な事までやりましょう』(TokyoFM/毎週金曜20時)で話していた。アイドル活動と並行しての大学生活。多忙を極めることは想像に難くないが、「いつか仕事で生かせたら」との願いが叶い、「コマーシャル・フォト」(玄光社)では、今月から新連載がスタート。本誌はプロフォトグラファーと広告クリエイターのための専門誌だ。金村が撮影した写真をプロの写真家が講評していくという趣旨の連載で、第1回では同期の丹生明里を金村が撮影した。 続いて決まったのが、今回の写真展「みとめる」だ。金村のブログによると、金村が自身を撮影したセルフポートレートが中心になるといい、昨年から一人旅に出掛けたときに撮影したものを四季になぞって展示するという。 思えば金村は、2022年9月にインスタグラムを開設して以来、「#みくふぉと」のハッシュタグを付けて、自身が撮影した写真を公開していた。それらの写真をさかのぼって見ていくと、MV撮影や雑誌グラビア撮影時のオフショットや、メンバーとのプライベートショットといったアイドルのインスタグラムでは定番といえるものの中に、時折ふっと季節の風景を切り取った写真や、一人旅に出掛けた先で撮影したものなども加わる。中にはフィルムカメラで撮影したものもあり、その独特の質感には目を奪われる。 あるときの投稿で金村はこう書いていた。「時間があったらお散歩して、写真を撮っています。インスタをはじめたのも、自分の写真アップできるの嬉しいからだった!と思い出しました。この自由な時間がとにかく最高」。 アイドルにとって、インスタグラムなどのSNSは自身をアピールするためのツールの1つだ。けれど金村は、ツールである前に、写真を撮ることを心から楽しんでいる。そんな気持ちが伝わってくる一文だった。初の個展では、アイドルとしてではなく、「写真家」としてどのような作品を見せてくれるのか、楽しみにしたい。(文:堀タツヤ)