輸送機からサンタ 美保基地 地元園児にプレゼント
航空自衛隊美保基地(境港市小篠津町)で17日、地元の保育園児を招いた交流行事があった。C2輸送機からサンタクロースに扮(ふん)した隊員が登場し、園児にプレゼントを配った。 同基地では2017年から毎年、輸送機の物料投下訓練を兼ね、クリスマス関連のイベントを実施。今年は米子市の崎津、小鳩、境港市の夕日ケ丘の各保育園から48人を招待した。 投下訓練は機材不具合で中止になったが、園児らが「サンタさーん」と大きな声で呼びかけると、駐機していた輸送機からサンタクロースとトナカイ姿の6人が現れ、お菓子や缶バッジの入った袋をプレゼント。園児らはお礼に歌を合唱し、輸送機の内部を見学して隊員との交流を楽しんだ。 小鳩保育園の土佐結美ちゃん(5)と虎谷宇乃ちゃん(5)は「サンタさんに会えて楽しかった。飛行機にも乗れた」と大喜び。同基地修理隊の高木薫さん(35)は「園児の笑顔が見られてうれしい。基地が地域のみなさんと一緒に発展していけたら」と話した。
日本海新聞