米地元メディアも八村塁のウィザーズ入団会見に注目「自信に満ち日本マスコミ群衆引き連れる」「サマーリーグでデビュー」
NBAドラフト会議でワシントン・ウィザーズから日本選手初の1巡目指名(全体9位)を受けた八村塁(21、ゴンザガ大)が21日(日本人時間22日)、ワシントンにあるチーム本拠地の「キャピタルワン・アリーナ」内で入団会見に臨んだ。八村の入団会見を受けて地元のメディアを中心に全米のマスコミも熱狂的に報道した。 ワシントンポスト紙は「八村、日本メディアの群衆を引き連れてワシントンDCに到着」との見出しを取り、入団会見のフィーバーぶりを報じた。 「ザイオン・ウィリアムソンをドラフトで指名できなかった多くの他チームにとってキャピタルワン・アリーナの4階ラウンジ内で金曜朝に行われた会見の光景には驚きで息が止まり、畏怖の念を喚起させるものだったかもしれない」と、日本メディアが殺到した八村のウィザーズ入団会見の様子を表現。「八村は、壇上に向かう際に緊張する様子もなく自信に満ちて記者会見の中央の席に座った。注目の大きさに驚く様子もなかった。実際、彼はもっと多く(のメディア)を見てきたのだ」と続けた。 記事は「日本生まれで初めてNBAドラフトの1巡目指名を受けた選手として、八村は多くのロッタリー指名選手(上位)を上回る注目を集めるだろう」と予測した。 同紙によると、ウィザーズのツイッターアカウントが、八村を歓迎する日本語のメッセージを発信した際、そのツイートは、チームの過去のソーシャルメディアの記録的なリツイートがあり「多くの交流を引き起こした」という。 記事は、「もし彼が、ワシントンDCの到着で何か証明できることがあるとすれば、それはロッタリー指名選手ということへのメディアの重圧や期待をうまく対処できるということだ」と、入団会見の様子から八村の人間としての器を評価した。 同紙によると、チーム方針は「ウィザーズは、八村に対する期待をうまく扱いたいと考えている。チャンスが多くあるロースターに八村がうまくフィットすると見ている」というもの。その上で、「もし八村がローテーション選手となれば、ウィザーズの試合はおそらくバスケットボールの分野で、大きな成長を見せ、2020年にオリンピックを主催する日本でのテレビ放送が約束されるだろう。NBAの試合でのプレーを見せる前に、もう八村は多くの日本メディアを引き連れている」と、今後、八村効果がチームに現れることを予想した。