「免疫力」風邪をひかない人は何が違う?…専門医に学ぶ!免疫力をアップする方法
身近な健康問題とその改善法を、様々なテーマで紹介する番組『健康カプセル!ゲンキの時間』。 メインMCに石丸幹二さん、サブMCは坂下千里子さんです。 ドクターは、純真学園大学 客員教授 医学博士 飯沼一茂先生です。 【動画】唾液の分泌を促してウイルスをシャットアウト!リラックスしている時にやると効果的なマッサージはこちら【3分30秒~】 今回のテーマは「~風邪をひかない人は何が違う?~免疫力を下げる意外な悪習慣」 風邪などの感染症によくかかる人とかからない人。その差は「免疫力」にあるかもしれません。免疫とは、ウイルスや細菌などの異物や病原体から身体を守る防御システムの事。年齢と共に低下し、普段の過ごし方によっても大きな差が出るのだとか。そこで今回は、免疫力を下げる悪習慣や免疫力をアップする方法などを専門医に教えてもらいました。
免疫の基礎知識
<免疫とは?> 免疫とは、ウイルスや細菌などの異物や病原体から身体を守る防御システムの事。免疫機能は20歳頃が最も高く、50歳頃にはその効果が約半分以下に落ちてしまうのだとか。また、普段の過ごし方によっても大きな差が生まれやすいそうです。 <抗原と抗体の違いは?> 抗原とは、身体に侵入するウイルスや細菌などの病原体そのもの。抗体は、病原体などと直接闘う物質で免疫が持つ機能の一つだそうです。
実はすごい!免疫力を保つ唾液の働き
<感染症予防のカギは「粘膜」にあり!> 免疫には、大きく「全身免疫」と「粘膜免疫」の2種類があります。「全身免疫」は、病原体などが身体に侵入してから動き、重症化を抑える働きがあるそうです。一方「粘膜免疫」は、身体に侵入する病原体などを防ぐ働きがあり、ウイルスや細菌が口や鼻から侵入してきた直後に、身体の中に入らないようにシャットアウトしてくれるのだとか。その「粘膜免疫」の中で、重要な役割を果たすのが唾液だそうです。 <免疫力と唾液の関係> 先生によると、抗体の一種「IgA」は唾液の中などに含まれており、ウイルスなどの病原体が侵入した時に中和(無毒化)し、感染そのものを阻止する事ができるそうです。そのため、唾液を増やす事は感染予防のために重要なのだとか。一方、唾液量が少ないとIgAの量も少ない可能性があるため注意が必要だそうです。