千葉市の「二郎系ラーメン」激戦地で圧倒的存在感 BooBoo太郎。~自慢の推し麺~
脂がたっぷりの豚骨スープに、シャキシャキの野菜がてんこ盛り。みじん切りにしたニンニクが乗ったボリューム満点の「二郎系ラーメン」。それを味わえるのが「ラーメンBooBoo太郎。」だ。産経新聞千葉総局が入る袖ケ浦ビル(千葉市中央区)の向かいにあり、お昼時ともなれば連日、長い行列ができる。 オーナーの村松隆臣さん(51)が8年前の秋に店を構えた。 「今でこそ、この千葉市は二郎系の店も増え、ラーメン激戦地に変貌したが、当時はまだ、ガッツリとパンチの効いたラーメンは不毛の地だった。だからこそ、ここで勝負しようと思ったんです」 店名は当初、「Boo太郎」とするはずだった。 「チャーシューの豚のブー。それに、野球場で相手チームに向けるブーイング。あのブーという音を、どうしても使いたかった」 愛妻のなずなさんから「それだったら、ブーブーの方が音の響きが良いんじゃないかな」とアドバイスもあり、今の名前に決まった。 スープはもちろん、やや太めの麺も、すすり心地が良い。「小ラーメン」でも麺は300グラム、「大ラーメン」ともなれば450グラムもある。しかも、野菜やニンニクなどは好みで「マシマシ」に増やせる。 なにより、分厚いチャーシューがトロトロと柔らかく、甘みがあり、とにかくおいしいとあって、たちまちSNS(交流サイト)などを通じ、人気が爆発。リピーターも続出した。 日ごろは男性店員5人で切り盛りする。平日は午前5時半から、日曜は午前4時からスープなどの仕込み作業に入る。入念に準備を終え、開店すると、カウンターの11席はあっという間に埋まる。 1時間に40杯と、かなり回転が速い。スープをつぎ、どんぶりまで運ぶ時間を、素早い身のこなしで短くすることで実現させた。 村松さんは「いつも、接客時にお客さまが喜ぶ顔が見られるのが幸せ。今後も飽きさせない味を提供していく。ぜひ、家族連れでも気兼ねせずに皆さま、お越しください」とPRした。 (村上智博)