波乱含みの日本株市場で好調期待の「直近増額」消費3銘柄
3月期決算企業の第3四半期決算発表が一巡。株式市場にとっての次なる“関門”は、アメリカの消費者物価指数の発表だ(写真:ブルームバーグ)
2月10日の東京株式市場は、日経平均株価への寄与度の大きい東京エレクトロン(8035)など半導体関連の値がさ株が買われ、日経平均は一時、前日比200円を超える上昇となった。アジア株やアメリカ株価指数先物の軟調もあり後場は上昇幅を縮小したものの、終値は前日比86円高の2万7670円と4日ぶりの反発となった。 来週(2月13~17日)は、週前半で決算発表が一巡することで不安材料が払拭され、手がけやすさが戻るとの見方がある。日経平均は2万7500円近辺での値固めの動きが底堅さを増しており、買い優勢となりそうだ。一方で、14日に発表されるアメリカの1月の消費者物価指数(CPI)への関心は高く、その内容次第では波乱の展開も想定される。 来週の日経平均の想定レンジは2万7300~2万7900円とする。
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冨田 康夫