27歳で年収が800万円あり「お金を貸して」と言われやすいのですが、年収はあまり人に話さない方がよいのでしょうか?
友人知人らと年収の話になったとき、何気なく自分の年収の具体的な額についてしゃべってしまった経験はないでしょうか。具体的とはいかずとも、多少ぼかした年収ならば、話した経験のある方は少なくないでしょう。 しかし、中にはそれが原因でトラブルになる方もいます。そこで、年収は人に言わないでおく方がよいのか、考えていきます。
年収の話は避けるべき?
結論からいうと、年収の話は基本的に避けるべきです。 そもそも、お金の話は非常にデリケートです。同じ年齢でも、財力や金銭感覚が全く違うことも珍しくないからです。 例えば同じ年齢の友人どうしでも、一方はフリーターで時給1200円(年収換算240万円)で働き、それに対してもう一方の友人は出世し、年収800万円で働いている、ということもあります。 極端な例ですが、こういう状況であればお金に対する価値観は大きく異なるでしょう。年収800万円の側が何気なく言ったお金の話、あるいはよく考えて慎重に発した一言でも、フリーター側には悪意がある形で伝わってしまう可能性があるからです。 一般的に年収800万円もあれば「高収入」であることに違いはありません。加えて、27歳という若さがあればなおさらです。 このような年収帯の違いによるギャップなどから、人間関係を悪化させないためにも、基本的に年収の話はすべきでないでしょう。
「お金を貸して」と言われるのは、言い方が原因かもしれない
同じ年収帯にある人同士であっても、お金の話をした結果、「お金を貸して」と言われることの多い人と少ない人に別れるはずです。その違いは、おそらくお金の話の始め方にあるはずです。 例えば、単に「年収はだいたい800万円くらい」と言う場合と「年収は800万円に増えたし、比較的余裕はあるかなあ」などと言う場合では、後者の方が「お金に余裕がある」というイメージが強くなるでしょう。また、後者の表現には「お金を持て余しており、頼めば貸してくれるのではないか」という印象も感じられる可能性があります。 やや極端に思われるかもしれませんが、言い方次第でここまで受け手の印象が変わるということが分かるでしょう。お金の話をする場合でも、「お金を貸して」と言われたくないのであれば、あまり余裕を見せるような言動をしない方がよいでしょう。