大阪の2歳女児放置死2年で研修 再発防止誓い富田林市幹部や職員
大阪府富田林市の集合住宅で2歳女児が柵の中に放置され熱中症で死亡した事件から29日で2年となるのを受け、市幹部や担当職員ら約40人が28日、再発防止を誓い、研修会を開いた。吉村善美市長は「子育てを孤立化させないよう市民に優しく関わっていこう」と訓示。開会前には参加者らが黙とうをささげた。 会では虐待相談にあたる府の富田林子ども家庭センターの担当者が事件の検証結果を踏まえた取り組みを紹介。家庭訪問の重要性が指摘されたのを受け、保護者が訪問に同意しない場合、関係機関の情報を基に養育状況や同意しない背景を分析し、支援のあり方を検討していると説明した。