米大統領「国境封鎖」言及 予算交渉、移民対策で本腰
【ワシントン共同】米民主党のバイデン大統領は26日、国境管理強化やウクライナ支援を含む緊急予算の承認を議会に求める声明を出し、中南米から不法移民が殺到した場合の「国境封鎖」に言及した。予算審議は厳格な国境管理を求める共和党の抵抗で停滞。ウクライナにとって命綱の軍事支援が再開するめども立たず、移民対策に本腰を入れる姿勢を示して前進を図りたい考えだ。 移民政策は大統領選でも争点になっており、寛容とみられたバイデン氏の異例の強い表現にワシントン・ポスト紙は「注目に値する転換」だと指摘した。 バイデン氏は声明で「あまりにも長い間、国境が壊れていることは皆知っている」と強調した。