田崎史郎氏 高市早苗氏の大逆転負けのワケ「総選挙で勝てるのか?」 従来の派閥政治なら「高市さん優位だった」
政治ジャーナリストの田崎史郎氏が28日、日本テレビ系「ウェークアップ」に出演。自民党総裁選で1位投票でトップに立ちながら、決選投票でまさかの大逆転を許した高市早苗氏について言及した。 【写真】目の下に隠せぬ疲れ? まるで別人のようだった高市早苗氏 番組では、27日に投開票が行われた自民党総裁選について特集。高市氏は1回目の投票で、国会議員票72票、党員・党友票109票といずれもトップで計181票をを獲得して1位に立ちながらも、計154票で2位だった石破茂氏に決選投票で21票の差で大逆転を許して新総裁の座をつかみそこねた。 田崎氏は「従来の派閥の足し算でいけば、むしろ高市さんが優位に立ってたんだと思います」と、今回派閥のグリップが効かない総裁選になったと分析。逆転負けの要因について「高市さんになった場合、『日本どうなるんだ?』『自民党どうなるんだ?』っていう不安感がこの3、4日で広がったんですね」と説明。「もうひとつは『総選挙で勝てるのか?』ってことです。高市さんになった場合、保守票は固まります。しかし穏健な保守層、あるいは無党派層はむしろ立憲(民主党)の方に取られてしまうんじゃないか、野田代表に取られてしまうんじゃないかという不安もあった。その2つが大きかったと思います」と2つの要因を指摘した。