探究学習の社会連携&進路指導をサポート、ミエタが支援員派遣事業を展開
株式会社ミエタは、学校現場における探究学習や進路指導をサポートする「探究・進路指導コーディネーター派遣事業」を2025年度から展開すると発表した。 同事業では、学校にカリキュラム策定や運営支援を行う専門のコーディネーターを派遣し、社会連携を活用した探究学習のプログラムを提供する。これにより、教職員が地域との連携や授業カリキュラムの調整などを行う負担を軽減し、より充実した教育環境を実現することを目指す。 また、総合型選抜や学校推薦型選抜を含む最新の入試動向を踏まえた進路指導の授業計画や運営支援も提供。探究的な学びを通じた問題解決能力や資質を進路やキャリアの選択に活用することを支援する。 背景には、「総合的な探究の時間」などの学習が推進され、探究的な学びを大学入試や社会での評価に結びつける取り組みが求められているためだ。さらに、教職員の働き方改革や業務過多が課題となっている教育現場では、外部人材の活用を通じた負担軽減や教育の質を向上させることが課題となっている。 同社は、60校以上の小中学校や高等学校に独自の探究学習プログラムを提供しており、「学校の特色に合わせた探究のカリキュラムをつくりたいが、外部連携のノウハウが不足している」「一般入試と推薦/総合型選抜入試を並行して指導する必要があり、負担が増えている」という声が教員から寄せられているという。 同社では、教員の声に応え、より多くの学校を支援できるようにサービス提供体制を強化。金融教育やSTEAM教育、アントレプレナーシップ教育をはじめ、修学旅行や訪問研修などの体験学習など、探究学習に関するカリキュラム構築や計画・運用をサポートするほか、進路指導の授業計画と運用を支援する。 さらに、2024年12月から2025年2月までの期間限定で、授業カリキュラム構築に関する教員向け相談会を実施する予定だ(先着10校まで)。 なお、同事業は「令和5年度補正予算 探究的な学びに資する民間サービス等利活用促進事業 働き方改革 支援補助金2024」に採択されている。
こどもとIT,編集部