ウクライナ警察の来日研修開始 鑑識10人「豊富な経験に期待」
ウクライナ国家警察鑑識部門の幹部10人が来日し、ロシアによる侵攻の犠牲者の身元確認などに関して日本警察から受ける研修の開幕式が10日、東京都内で開かれた。来日した幹部を代表し、オレクサンドル・シュルハ中佐は「今回参加している仲間は、戦争が起きている州から来ている。日本に招待してもらい、豊富な経験を見せてもらえることを期待している」と述べた。 ウクライナ国内では数万体の遺体が身元不明とされ、戦禍で確認が難航しているという。10人は、東日本大震災での活動を経験した日本警察から、膨大な数の遺体を対象にした検視と検体採取の手順や、DNA型鑑定を効率的に実施する手法などを学ぶ。