“宝の山”…オリックス、プロテクト当落上と目された逸材(6)“正尚2世”の若きスラッガーも
今オフ、広島東洋カープからフリーエージェント(FA)権を行使した西川龍馬が、オリックス・バファローズへの移籍を決断した。西川はFA制度においてBランクに該当するとみられており、人的補償の行方が注目されていたが、広島は高卒3年目を迎える有望株・日高暖己を獲得した。 一方で、日高のほかにも人的補償で注目された選手も多くいた。ここでは、プロテクトリスト当落線上に位置すると目された逸材を紹介したい。
来田涼斗
・投打:右投左打 ・身長/体重:180cm/90kg ・生年月日:2002年10月16日 ・経歴:明石商 ・ドラフト:2020年ドラフト3位 高校時代から大きな注目を集め、身体能力の高さが光る来田涼斗。若手有望株だが、プロテクトの当落線上に位置する選手の1人だ。 明石商時代には1年夏から甲子園に出場。2年時にはリードオフマンとして打線を牽引し、春夏連続で甲子園4強入りに貢献した。迎えたドラフト会議でオリックス・バファローズから3位指名を受けプロ入り。 ルーキーイヤーはファームで開幕を迎えたが、夏場に一軍昇格を果たすと、プロ初打席で初本塁打を放つ鮮烈なデビューを飾った。同年は一軍で23試合に出場し、打率.211、2本塁打を記録した。 しかし、翌2022年は二軍ではチーム最多の7本塁打を放ったが、一軍では10試合の出場に。2023年もわずか4試合の出場にとどまり、ノーヒットに終わった。一方、ファームでは84試合出場、打率.271、3本塁打とまずまずの数字を残した。 将来が期待される逸材だが、充実した戦力を誇るチームゆえ、プロテクトから漏れる可能性も否定できない。
ベースボールチャンネル編集部