「ゼロゼロ融資」利用後の倒産 2023年は631件で前年の約1.4倍 2020年7月からの累計は1,216件
【従業員数別】10人未満が約8割
従業員数別の最多は、5人未満の330件(前年比63.3%増)だった。次いで、5人以上10人未満が149件(同46.0%増)が続き、10人未満の小規模倒産は合計479件で約8割(構成比75.9%)を占めた。構成比は前年の67.1%より8.8ポイント上昇した。 このほか、10人以上20人未満が93件(前年92件)、20人以上50人未満が44件(同42件)、50人以上300人未満が14件(同15件)、300人以上が1件(同ゼロ)。10人以上の各レンジでは、前年とほぼ拮抗し、小規模化が鮮明となった。
【地区別】関東地区が4割占める
地区別では、最多は関東の271件(前年比77.1%増)で4割(構成比42.9%)を占めた。次いで、九州92件(前年107件)、近畿66件(同44件)、東北61件(前年同数)、中部46件(同40件)、中国37件(同10件)、北海道29件(同23件)、四国18件(同5件)、北陸11件(同10件)の順。 都道府県別では、東京都が141件(同75件)で最多。福岡県55件(同40件)、埼玉県48件(同40件)が続き、鳥取県、大分県、長崎県を除いた44都道府県で発生した。