堂本光一「打ち上げ花火のように」 「SHOCK」ラストイヤーついに開幕
「2024年、この『SHOCK』、ラストイヤーというふうに考えております。自分が21歳のときに、帝国劇場で初めて『SHOCK』の幕を開けさせていただきました。そこから25年目。帝国劇場が改修工事に入るということで、この作品はずっと帝劇とともに歩んできた作品ですので、今年をもって幕を閉めるという決断をいたしました」 【写真多数】堂本光一さん「打ち上げ花火」のような圧巻のステージ 4月9日。2幕で2時間半を超える舞台「Endless SHOCK」の公開通し稽古を終えた堂本光一は、充足感に満ちた顔つきで、改めてそう報告した。 初演は2000年11月。帝国劇場史上最年少の座長として当時21歳の堂本光一が帝劇初出演・初主演を務めて以来、毎年上演し続けてきた「SHOCK」シリーズ。2025年2月に現・帝国劇場がクローズするにあたって、2024年11月の公演をもって「SHOCK」シリーズも終幕する。4月11日から「Endless SHOCK」本編と、その3年後を描くスピンオフ「Endless SHOCK-Eternal-」を同時上演するにあたり、堂本をはじめとするキャストによる開幕記念会見と公開通し稽古が行われた。 記者会見に現れた堂本は「SHOCK」シリーズのラストイヤー開幕を前に「いつも通りに稽古をやって、いつも通りに幕が開くのではないでしょうか。(ライバル役の佐藤)勝利も直前まで舞台をやっていたが頑張ってくれた。良いかたちで本番を迎えられると思う」と口にし、最後ではあるが、あくまでもいつも通りであると強調した。
2013年からオーナー役を務めてきた前田美波里が「今年は初心の気持ちを忘れずに1回1回丁寧に演じたい。寂しいです」といって泣き真似をすると、「泣いてますか?」と反応したレポーターに、堂本が「松崎(祐介)が泣いてます(笑)」と言って、共演者であり事務所の後輩であるふぉ~ゆ~の松崎に話を振り、「家族のような」と堂本が表現する、気心の知れた間柄だからこそのやりとりが展開された。 ライバル役が3年目を迎えた佐藤勝利は、「15歳の時に初めて見た『Endless SHOCK』が自分にとって初めてのエンタメ。右も左もわからなかった状態から光一くんに憧れて、『Endless SHOCK』ラストイヤーで役として光一くんと肩を並べさせてもらえるのは光栄です。一生懸命頑張ります」と気合を見せる。 これを受け、「ラストイヤーという感覚はない」「不思議な感覚」と語った堂本は、「ありがたいことに大阪公演も博多公演もあり、11月にはまた帝劇に戻ってきます。2000年に打ち上げ花火が上がるように『MILLENNIUM SHOCK』が始まったように、打ち上げ花火のようにいっぱいやろうということで、たくさん演じさせていただきます。みなさんにまず感謝をしたい」と、2024 年4月22日の公演でついに 2000 回を達成し、5月9日には、国内演劇における単独主演記録2017回を超え2018回を達成し、単独1位となる見込みの前人未踏の作品を支えてくれた人たちに対して感謝を述べた。