大阪・松井知事が定例会見4月11日(全文1)貝毒、安全確認できるまで検査継続
大阪府の松井一郎知事が4日午後2時から定例会見を行った。 ※【**00:32:45】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【中継録画】松井一郎・大阪府知事が定例会見(2018年4月11日)」に対応しております。
貝毒の発生と潮干狩り場のオープンについて
司会:ただ今から知事の記者会見を始めさせていただきます。最初に知事のほうから。 松井:まず、貝毒の発生と潮干狩り場のオープンについてです。大阪府の海域では本年2月中旬より、二枚貝の貝毒が発生しています。大阪府では毎週貝毒の検査を行い、その結果を公表し、注意喚起をしてきましたが、3月上旬に府内の河口付近で採取したアサリを食べて食中毒になった事案も発生しています。検査の結果、安全性が確認されるまで、採取した天然のアサリやシジミなどの二枚貝を食べないようにお願いいたします。府内の潮干狩り場については4月の14日より順次オープンします。ご家族、ご友人をお誘い合わせの上、潮干狩りを楽しんでください。捕った貝はお帰りの際に受付で安全な貝と交換しているので、持ち帰らないようにしてください。 次に、このあと16時から正庁の間において大阪桐蔭高校が第90回の記念選抜高校野球で優勝した報告に来てくれます。本大会では優勝を期待されている中で、プレッシャーの中で見事史上3校目の春連覇を達成し、大阪に元気を与えてくれました。また積極的な取材をお願いします。僕からは以上です。 司会:それではご質問をお受けいたします。最初に幹事社の関西テレビさんからお願いします。
昨年よりも貝毒の毒量が高い原因とは?
関西テレビ:幹事社の関西テレビ、【タナカ 00:02:09】です。貝毒の発生についてなんですが、例年よりも毒量が高い原因というのはどのようなことが考えられるでしょうか。 松井:貝毒は春先に貝毒の原因のプランクトンが増殖し、それをアサリなどの二枚貝が吸い込むことによって、貝の体に毒が蓄積する現象です。今年は特に毒量が高い原因は、大阪府立環境農林水産総合研究所の調査によると、昨年の貝毒原因のプランクトンが落とした種が平年の数倍であり、増殖したことが大きな原因であると考えられます。 関西テレビ:あと潮干狩りのオープンに当たりまして、風評被害といったような観光面での影響が懸念されますが、安全面の対策というのはどのようになっていますか。 松井:まずホームページ等で、天然のアサリを捕って食べないように注意を呼び掛けています。具体的には府のホームページで情報発信や砂浜の入り口などの看板を設置のほか、関係機関と連携した自然海岸および河口域のパトロールを実施、防災無線による放送などにより注意喚起を行っています。これらの対策は検査の結果が3週連続して国が定める規制値以下になり、安全が確認されるまで継続して行うこととしています。 関西テレビ:幹事社からは以上です。 司会:それでは次のご質問をお願いいたします。はい。