バイエルン新監督有力候補?ラングニックが接触明かすも…「オーストリア代表のEUROに集中」
オーストリア代表のラルフ・ラングニック監督は、バイエルン・ミュンヘンから接触があったことを明かした。 昨春に指揮官に就任したトーマス・トゥヘル監督の下、昨季のブンデスリーガを制して11連覇を達成したバイエルン。しかし、今季はレヴァークーゼンに独走を許して12連覇の夢は潰え、DFBポカールでも早々に敗退。獲得可能なタイトルは、準決勝進出を決めたチャンピオンズリーグのみとなった。 これを受け、トゥヘル監督は2月に今シーズン終了後の退任を発表。バイエルンは来季の指揮官として様々な監督と接触しており、これまでシャビ・アロンソ監督(レヴァークーゼン)やユリアン・ナーゲルスマン監督(ドイツ代表)の招聘を狙っていることが報じられていた。しかし、いずれも来季は現職に留まることを決断しており、新指揮官探しは難航している。そんな中、ドイツメディアでは先日からラングニック監督の名前が浮上。レッドブル・グループのディレクターやマンチェスター・ユナイテッドを率いた後、現在はオーストリア代表を指揮して今夏のEURO2024出場権を獲得するなど、確かな手腕を発揮している。 そしてラングニック監督本人も、オーストリアでのインタビューの中で「バイエルン・ミュンヘンが連絡してきて、私はこれをオーストリアサッカー協会に伝えた。我々にはとても信頼のおける関係性があるからね」と告白。それでも、現在は6月に開幕するEURO2024のことだけを考えていると強調した。 「私はオーストリア代表チームのことだけを考えているし、我々は完全にEUROのことだけに集中している。私はここでとても快適だ。現段階でこれ(バイエルン行きの噂)を集中的に扱う理由なんてない」 また、この憶測がオーストリア代表のEURO2024への準備に影響を与える可能性について問われたラングニック監督は「できる限り適切に、できる限りしっかりとこのチームの面倒をみたい。私にはチームとの間に親密で信頼のおける関係性がある。仮に私が異なる何かを望むのであれば、何よりも先にオーストリアサッカー協会と話し合う」と回答した。