吉本新喜劇・末成映薫ら60歳以上の異色ライブ、昨年好評で再び「77歳、何すんねやと言われて」
「吉本新喜劇」に所属する、60歳以上の座員が出演する『生存確認ライブ』。昨年好評を博したイベントが12月6日に開催されることが決定し、主催の末成映薫が意気込みを語った。 【写真】77歳、笑顔を見せる末成 ■ 「セリフは忘れてめちゃくちゃ、でも大盛り上がり」 ベテラン座員たちが集い、新喜劇と歌で「なんばグランド花月」(大阪市中央区)を盛り上げる同イベント。今年は「いこいのホテル」を舞台に、主催の末成にくわえ池乃めだかや未知やすえ、浅香あき恵をはじめとしたレジェンド座員が出演する。さらに、ゲストとして大平サブロー、ザ・ぼんち、お笑い界以外からも前川清、加藤雅也、浜村淳といった豪華なメンバーも。 取材会に出席した末成は、「去年はいろんなゲストに出ていただいて、非常に盛り上がりまして。1回くらいしか稽古できないものだからセリフは忘れるわでめちゃくちゃになって、それでお客さんも大盛り上がり。じゃ、今年も同じことをやろうやないかということで立ち上げました」と開催の経緯を説明した。 ■ 今年は「ワイヤーアクション」に挑戦!? 第1部が新喜劇、第2部が歌謡ショーという構成の同イベント。新喜劇パートにはゲストの加藤や前川も出演するといい、末成と加藤の恋愛シーンもあるとか。末成は、「(加藤に)私が近づいたら、たぶんあき恵ちゃんとやすえちゃんの2人が『ちょっとちょっと!』って止めにきて取り合いになると思う。だってめっちゃ男前ですよ、この人。ちょっと新喜劇にはいないです、こういう顔は」と予想。 また、第2部では末成が十数年ぶりとなる「ワイヤーアクション」に挑戦するといい、ワイヤーに吊られたまま日本舞踊を踊り、舞台に降りてからは連獅子を披露するという構想を明かした。「『77歳、何すんねや』と言われておりますが、元気やからいけるやろう、と。80歳も近いから、もう二度とこんなこともできないかもしれないので」と意気込んだ。 さらに末成は、「若い人に『こんな年いっても頑張ってはんねや。僕らもあんな年いっても頑張ろう』という気持ちになっていただきたいし。でもやっぱり、同世代の人たちに観てもらって、やる気を起こして動いていただけるきっかけになったら嬉しいかなって。そんなメッセージを込めてライブをやろうとしています」と想いを語った。 『生存確認ライブ2~いこいのホテル Oh!ラッハ~ン~』のチケットはFANYチケットにて販売中。前売・当日ともに1階席7000円、2階席6500円。 取材・文・写真/つちだ四郎