日本ハム・新庄剛志監督

2試合連続の逆転勝ちでCSファーストステージを突破し、生まれ故郷・福岡に乗り込んだ日本ハム・新庄剛志監督（52）は、柳田、近藤ら戦線離脱していた主力が復帰するソフトバンクについて「最高やん。ベストメンバー、よっしゃ！（対戦相手に）言い訳をさせない戦いをしたいから、もう『ありがとうございます』ですよ」と大歓迎した。 【写真】清宮幸太郎がお立ち台で男泣き　「チームのみんなとまだ野球ができると思うと…」 ロッテ・吉井監督とは米大リーグで最初に所属したのがメッツという共通項があったが、今度の敵将・小久保監督とは同学年。これまでも「その意識はしていますね。リスペクトもしています。俺の中で一番美しいホームランを打つのが小久保君。同級生ながら〝ジェラ〟ってましたからね」と話してきた。 16日から激突するソフトバンクとは今季12勝12敗1分け。みずほペイペイドームでは9月に4戦4勝でレギュラーシーズンを締めた。そして、ファイナルステージ初戦には満を持して、プロ4年目の今季14勝5敗で最多勝と勝率第1位の2冠を獲得した伊藤を投入する。 敵地では完封を含む2勝0敗、防御率1・57の絶対エースは「いい準備ができたので、すごく落ち着いているし、『大丈夫そう』っていうのはある。（自分に出番を回してくれたナインの）思いは背負いながら、思い切り楽しんで勝負したい」。柳田、近藤との対戦にも「パッと戻ってきて、打てるほど甘くないと思う。はい」と自信をのぞかせた。 新庄監督は「シナリオは作ったので、あとは伊藤君が初戦に勝って（アドバンテージを含む1勝1敗の）イーブンに持っていくだけのこと。ペイペイの伊藤君は無敵」と、日本シリーズ進出への〝脚本〟に快投はもう織り込み済みだ。（東山貴実）