5氏追い込み懸命 激戦いよいよ最終盤、衆院選和歌山2区
27日投開票の衆院選は最終盤を迎え、和歌山2区の5陣営も最後の追い込みに懸命になっている。保守対決が激しさを増す中、間隙(かんげき)を突いて支持拡大を図ろうと、野党勢力も勢いを増している。26日は大票田の和歌山県田辺市や橋本市、候補者の地元地域で最後の訴えを予定している。 【広い選挙区 北へ南へ 衆院選和歌山2区、5氏支持訴え、駆ける、の記事はこちら】 ■楠本陣営 共産新顔の楠本文郎氏(70)は「手を振って応援してくれる人が増えている。自民党の裏金問題を象徴するような選挙区。クリーンな政治はもちろん、海、山、川を守る政治、社会保障を大切にする政治を訴えていきたい」と話す。 26日は日高郡内や御坊市を回り、午後6時に御坊市の事務所前で演説する。 ■新古陣営 立憲新顔の新古祐子氏(52)の陣営は「反応は日に日に良くなっている。手を振ってくれる人、街頭演説に集まってくれる人も増えた。旧2区では一定の支持があり、立憲が戦ったことのない旧3区でも少しずつ広がっている」と話す。 26日は橋本市街地を回った後、午後7時半に橋本市の事務所前で演説する。 ■二階陣営 自民新顔の二階伸康氏(46)の陣営は「各支部の運動員の懸命な活動で、支持は広まっている。相手候補優位との報道を逆に追い風にして、最後の追い込みをかけている。ヘッドスライディングで(当選に)滑り込みたい」と話す。 26日は御坊市や田辺市を回り、午後6時半に田辺市の湊交差点で演説する。 ■高橋陣営 諸派新顔の高橋秀彰氏(42)は「SNSも活用し、自公政権の批判や食料自給率向上の必要性を訴えてきた。街頭演説に足を運んでくれる人が増えるなど、少しずつ支持の輪は広がっている。これを最後の最後まで広げていきたい」と力を込める。 26日は橋本市と海南市を回る。 ■世耕陣営 無所属新顔の世耕弘成氏(61)は「手を振ってくれる人が多く、手応えは良い。ただ、組織がないのでそれがどれくらいの票につながるか確証が持てない。緊張感を持って戦っている。即戦力との口コミを広げていただくことが重要」と語る。 26日は海南、有田、御坊、田辺市を回る。午後田辺市内で街頭演説する。
紀伊民報